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  税金対策ノススメ -各種個別事項編-

 3.アフィリエイトの税金は?

 アフィリエイト、最近の(現在2005年2月)はやりですね〜サイトさえ持っていれば簡単に始めることができ、低コストかつ高効率(コレはサイトの質にもよりますが…)な小遣い稼ぎになりますからね。
 ちょっと検索をかければ軽く100,000件はヒットするのではないでしょうか?まぁこのサイトでも少しだけカジってますけどね。

 で、アフィリエイトに関しても、カネを稼いでいる以上、税法上は立派な仕事となります。すなわち、

バッチリ所得税の対象です

 そんなわけで、今回(次回に続くかも?)は、アフィリエイトの税金について語ってみましょう。


 アフィリエイトって何?

 サイト運営者が企業と契約し、その企業(の商品など)に関する広告を行うことによって報酬を得るシステムです。具体的かつ簡単な説明は、ココに述べています。

 契約した企業のサイトへ誘導することに対する報酬(いわゆるクリック報酬)、 または商品やサービスの購入に対する報酬(いわゆる成果報酬)を得る、 というシステムになっています。


 所得税の対象とは?

 言葉のまま、「稼いだカネに対して税金を取られまっせ〜」ということです。
 一般論編「3.所得の種類」で、所得の種類にはさまざまなものがあることを示しています。ソコに示した所得のうち、ある一つに当てはまり、当てはまった所得に応じた課税がなされるのです。


 どの所得になるの?

 全てがそうであるとは限りませんが、

A. 事業所得
B. 雑所得
C. 給与所得

 のいずれかに当てはまることが一般的です。どの所得を選択するかよって、選択する場合の条件メリットデメリットが変わってきます。
 なお、収入の額によって該当する所得が変わるわけではありません。原則的には。


 A. 事業所得になる場合

 原則的には、全てのアフィリエイトはコレに当てはまります。いや、あくまで原則的なんですが。

 選択する場合の条件

 ・青色申告の事業者として申請する(申請ナシなら白色)

 メリット

 ・事業所得特有の控除を受けられる
 ・必要経費の幅がちょっと広い
 ・損益通算が可能
 ・損失(まぁないでしょうが)を来年に繰り越せる


 デメリット

 ・事業者登録(開業届)が面倒
 ・年度ごとの損益を簿記形式で記す必要がある
  (青色申告なら、複式簿記が必須)
 ・年290万円以上の利益があれば、事業税がかかる

 事業所得特有の控除がかなりオイシイので、多くの人が事業所得として申告しているようです。
 事業所得として申告するのに必要な手続にかかる手間と、控除額とのバランスを考えて選択しましょう。


 B. 雑所得になる場合

 おそらく一番楽です。めんどくさがりの人や、収入額が少ない人にはコレでしょう。

 選択する場合の条件

 ・特に無し

 メリット

 ・楽。条件をこなす必要がない
 ・収入が20万円以下なら、確定申告の必要がない
  (もちろん株、外貨などの収入が0かマイナスの場合)
 ・他の雑所得(外貨関連とか)と損益を相殺できる


 デメリット

 ・特別な控除がない
 ・必要経費の幅が狭い
 ・他の所得と損益通算ができない
 ・損失を来年度以降に繰り越せない

 楽な代わりに…といったところでしょうか。


 C. 給与所得になる場合

 一番しんどいです。さすがに、ココまでする人はまずいないでしょう。(すごいビッグサイト除く)

 選択する場合の条件

 ・法人(会社)を設立し、その社員となる

 メリット

 ・給与控除を受けられる
 ・スゴイ金額を稼いでも、表に立つのはその会社となる
  (プライバシーが守られる)
 ・取引において、信用度が高くなる
 ・「co.jp」ドメインを取得できる
 ・必要経費の幅がかなり広い
 ・損失を来年度以降に繰り越せる


 デメリット

 ・資本金が必要(今はなくても会社を作れるみたいですが)
 ・法人税がかかる
 ・会社一つをまるまる手入れしなくてはいけない
 ・とにかくしんどい

 ハードルが高すぎますね。暇がある人なら、経験を積む目的でやってもイイかもしれませんが…


 こんなところですね。妥当な選択肢としては、

ガッツリ稼いだら事業所得、
あんまりなら雑所得

 で申告するのがイイでしょう。
 では次回は、「外貨で収入を得た場合」について述べてみましょう。ぶっちゃけると「Google Adsenseで稼いだ場合」ですね(笑)

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